【熊野三山めぐり】熊野本宮大社と大斎原に行ってみた。
熊野本宮大社はそのほかにも伊邪那美命の荒御魂がお祀りされている末社の産田社(うぶたしゃ)と日本一の大鳥居、大斎原へお参りするとよいでしょう。
参拝順序は熊野本宮大社→産田社→日本一の大鳥居をくぐり大斎原へ
末社(まっしゃ)と摂社(せっしゃ)の違いは?
末社とはその神社に祀られているご祭神以外の神さまが祀られているのが末社。
摂社とはご祭神に関連する神さまが祀られているのが摂社
例えば親、兄弟、夫婦、子供
摂社、末社は、ふつうは摂末社とひとくくりで呼ばれ、境内に祭られていれば境内社、神社の附近の境外にある小規模な神社を境外社と呼ばれています。
明治時代に定められた社格制度で両者の区別が規定されていて摂社は、末社よりも上位に位置づけられておりましたが現在ではこのような区別する明確なルールや規定はないそうです。
詳しくは神社本庁のこちらをご覧ください。
熊野本宮大社とは
熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮になり主祭神は、家津御子大神(ケツミコノオオカミ)です。
かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある大斎原と呼ばれる中洲にありましたが、明治22年の洪水で多くが流出して明治24年(1891)に上四社を現在地に移築・遷座したとのことです。
※上四社は第一殿~第四殿に祀られている神さま
第一殿:伊邪那美大神
第二殿:伊邪那岐大神
第三殿:家津御子大神
第四殿:天照大神
本宮のお参り順序
杉木立の中158段の石段を上がるのですがその途中で左側にある祓戸大神(はらえどのおおかみ)にまずお参りをして身を祓い清めます。
この神様は穢れをお祓いしてくれる神様なので、本殿にお参りする前に身も心もきれいにしてからお参りしましょう。
さらに上がると手水舎があるので手と口をよくすすぎ清めましょう。
参道は向かって右端を登り、左端から下るのが作法です。中央(正中)は神様のお通りになる道です。
鳥居をくぐる前に一礼しましょう。鳥居は、神が宿る神域と人間が住む俗界との結界を表します。
神殿内の参拝順序
神門をくぐった先に神殿があります。神殿内での参拝にも正式な参拝順序があります。
この先は撮影禁止になりますので現地で撮った案内板を参考に参拝していただければと思います。
①第三殿 家津御子大神(けつみこのおおおかみ) 【本地仏「阿弥陀如来」】
↓
②第二殿 速玉之男神(はやたまのおおおかみ) 【本地仏「薬師如来」】伊邪那岐大神
↓
③第一殿 熊野牟須美大神(くまのむすびおおかみ)【本地仏「千手観音」】伊邪那美大神・事解之男神 (ことさかのおおおかみ)
↓
④第四殿 天照皇大神(あまてらすおおおかみ)【本地仏「十一面観音」】
↓
⑤満山社 むすびの神・祓いの神 (拝殿の一番右側)
満山社は親子の結び、夫婦の結び、人と人の縁を結ぶとされる再生の玉石が祀られています。
神さま=仏さまの思想【本地垂迹】
古代から、山や巨岩、滝や川、大木を神の座と崇める自然崇拝の風習がありました。神道(しんとう)はやがて修験者によって伝来した仏教を受け入れ長い年月を経て融合・調和されていきます。これを神仏習合といいます。
平安時代になると本地垂迹(ほんちすいじゃく)説が浸透していきます。
本地垂迹思想とは、仏や菩薩が人々を救うために神様の姿を借りて現われたのだという考え方です。
元の姿=仏や菩薩を本地といい、仮の姿=神様を垂迹といいます。
本宮の主祭神、家津御子大神(けつみこのおおおかみ)の本地仏(元の姿)は阿弥陀如来です。
その仮に現れた神のことを権現といいます。
熊野の神々は熊野権現と呼ばれています。
熊野本宮大社 御朱印
熊野本宮大社へのアクセス 営業時間
各地から熊野本宮への交通アクセスはこちら。
熊野本宮大社へのアクセス
熊野本宮大社の営業時間
営業時間:午前8時30分から午後5時まで
社務所:〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮
TEL:0735-42-0009
【おすすめ】名古屋発 熊野三山めぐりは
熊野本宮大社が最初に築かれた場所が大斎原
つぎに熊野本宮大社から徒歩5分ほどの場所にある大斎原(おおゆのはら)へ。
日本一の大鳥居
高さ約34メートル、幅は約42メートルになる大鳥居その中央に熊野のシンボルとされている八咫烏が鎮座しています。
強力なパワースポット
大鳥居をくぐった先にある大斎原参道が強いパワースポットといわれており、ゆっくりと歩きながら深呼吸してパワーを吸収するとよいでしょう。
実際に参道を歩いてみて体が浄化された感じがなんとなくして軽くなりましたよ。
画像引用元:熊野本宮大社
大斎原は熊野本宮大社が最初に築かれていた場所にあたります。
熊野川、音無川、岩田川が合流する中洲に位置しており、明治時代に大洪水が起こりほとんどの建物が流失したそうです。
奇跡的に残った上四社が現在の場所に移築されました。
主祭神、家津御子大神(ケツミコノオオカミ)が降臨した神聖な場所でもあります。
大斎原へのアクセス
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