2026年愛知・名古屋アジア競技大会:知っておくべきこと
2026年、日本のスポーツ界が再び世界の注目を集めます。東京2020オリンピック・パラリンピックの興奮冷めやらぬ中、次なるビッグイベントとして第20回アジア競技大会が愛知県と名古屋市で開催されます。
アジア45の国と地域からトップアスリートが集結するこの祭典は、スポーツファンはもちろん、多くの人々にとって見逃せないイベントとなるでしょう。
大会開幕まであと1年(2025年9月19日時点)。日に日に高まる期待感とともに、大会の全貌が明らかになってきました。
この記事では、歴史的背景から注目競技、開催地の魅力、そして観戦方法まで、愛知・名古屋2026アジア競技大会を120%楽しむために知っておくべき情報を網羅的にご紹介します。
アジア最大のスポーツの祭典「アジア競技大会」とは?
「アジア競技大会(Asiad)」は、その名の通りアジア地域を対象とした総合スポーツ大会です。オリンピックに次ぐ規模を誇り、4年に一度、アジア・オリンピック評議会(OCA)の主催で開催されます。
単なるスポーツの競技会に留まらず、アジア諸国の友好と平和を促進する重要な役割を担っています。
愛知・名古屋2026大会の基本情報
記念すべき第20回大会となる愛知・名古屋大会は、日本での開催としては1994年の広島大会以来、実に32年ぶり3度目となります。大会の基本情報は以下の通りです。
- 正式名称: 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)
- 開催期間: 2026年9月19日(土)~10月4日(日)
- 開催地: 愛知県・名古屋市を中心とした東海地域、一部競技は他県でも実施
- 参加規模: 45の国と地域から約15,000人の選手・役員が参加見込み
- スローガン: Imagine One Asia(ここで、ひとつに。)
- メイン会場: 名古屋市瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)
また、アジア競技大会に続き、2026年10月18日から24日にかけては第5回アジアパラ競技大会も開催され、18競技が実施される予定です 。

平和への願いから始まった歴史
アジア競技大会の歴史は、第二次世界大戦の終結から間もない1951年に遡ります。戦争によって傷ついたアジア諸国の絆をスポーツの力で取り戻し、恒久平和に貢献したいという願いから、インドのネルー初代首相が提唱しました 。
その呼びかけに応じ、日本を含む11か国が参加して第1回大会がインドのニューデリーで開催されました。以来、大会は規模を拡大しながら、多様性を認め合い、友情を育む場としてアジアの発展と共に歩んできました。
東京2020を引き継ぐ、次なるレガシーへ
愛知・名古屋大会は、東京2020オリンピック・パラリンピックで高まったスポーツへの関心を継承し、日本のスポーツ界における次なる大きな目標として位置づけられています 。
アスリートにとっては2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた重要なステップであり、観客にとっては世界レベルのパフォーマンスを国内で体感できる絶好の機会です。
また、大会を通じて最新技術を活用した運営や観戦体験を提供し、「ものづくり首都」としての愛知・名古屋のポテンシャルを世界に示すことも目指しています 。
41競技が彩る熱戦!注目競技とスター選手
愛知・名古屋大会では、オリンピックでお馴染みの競技からアジア特有の競技まで、合計41の多彩なスポーツが繰り広げられます 。
ここでは特に注目の競技と、活躍が期待される選手たちを紹介します。
伝統競技から新時代のeスポーツまで
今大会の実施競技は、陸上、水泳、体操といった伝統的な人気競技はもちろんのこと、アジアならではの魅力を持つ競技も含まれています。
- eスポーツ: 前回の杭州大会で正式競技として採用され、絶大な人気を博したeスポーツが今大会でも実施されます。若者を中心に世界的な注目を集めるこの競技は、年齢や性別を問わず楽しめる新たなスポーツの形として期待されています 。
- ブレイキン: パリ2024オリンピックで新採用されたブレイキンもアジア大会に登場。音楽とアクロバティックなダンスが融合したダイナミックなパフォーマンスは必見です。
- クリケット: 野球人気の高い日本にとってはまだ馴染みが薄いかもしれませんが、世界的には絶大な人気を誇るクリケットも実施されます。大会を機に、日本でのクリケット文化の発展も期待されています 。
- アジア特有の競技: カバディ、セパタクロー、武術太極拳など、アジア発祥のユニークな競技も大会の大きな魅力の一つです。
日本の期待を背負う選手たち
開催国として、日本選手団の活躍には大きな期待が寄せられています。各競技で代表選考が本格化しており、すでに内定を決めた選手も出始めています。
- 陸上競技: 2025年9月に開催される東京世界陸上で8位入賞を果たした日本人最上位選手は、自動的にアジア大会代表に内定します。また、2026年の日本選手権優勝者も有力な候補となります 。
- 卓球: 2026年の全日本卓球選手権大会シングルス優勝者などが代表候補に選ばれる基準となっており、熾烈な代表争いが予想されます 。張本智和選手や早田ひな選手など、世界のトップで戦う選手たちの凱旋試合に注目です。
- 体操: 団体、個人総合ともに世界トップレベルの実力を誇る日本体操。2025年のアジア体操競技選手権で団体優勝を飾った岡慎之助選手をはじめとする若き才能が、地元開催の大会でどのような演技を見せるか期待が高まります 。
アジア、そして世界のスーパースター
アジア大会は、各国のスター選手が一堂に会する夢の舞台でもあります。
「アジア大会は、オリンピックと同様に選手村があったり、食堂があったりして、オリンピックのシンボルがついたウェアを身につけられる。僕にとってはオリンピックと同じくらい価値のある大会です」
― 入江陵介(競泳選手、アジア大会5回出場)
前回の杭州大会では、競泳で6冠を達成した中国の張雨霏選手と日本の池江璃花子選手の友情が話題となりました。
今大会でも、競泳の覃海洋選手や、12歳で世界水泳選手権のメダリストとなった于子迪選手など、中国の若きスイマーたちの活躍が予想されます 。
また、体操界のレジェンド、ウズベキスタンのオクサナ・チュソビチナ選手(48歳)のように、年齢の限界に挑み続けるベテラン選手の姿も、大会に深い感動を与えてくれることでしょう 。
観戦だけじゃない!愛知・名古屋の魅力
大会の舞台となる愛知県と名古屋市は、歴史、文化、グルメ、そして最先端のエンターテイメントが詰まった魅力あふれるエリアです。
競技観戦の合間に、ぜひその魅力を満喫してください。
武将の故郷と最先端技術が融合する街
愛知県は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という「三英傑」を輩出した地であり、名古屋城や犬山城など、歴史ファンにはたまらないスポットが数多く存在します。金のしゃちほこで有名な名古屋城は、街のシンボルとして必見です。

一方で、近年オープンした「ジブリパーク」や「レゴランド®・ジャパン・リゾート」など、世界的な人気を誇るテーマパークもあり、子どもから大人まで楽しめます。歴史と現代文化が共存するユニークな街の雰囲気を味わってみてください 。
食通を唸らせる「なごやめし」
名古屋を訪れたら絶対に外せないのが、個性豊かで美味しい「なごやめし」。
八丁味噌を使った濃厚な味わいが特徴の料理が多く、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。
- 味噌カツ: サクサクのトンカツに、甘辛い味噌だれをたっぷりかけた名古屋のソウルフード。
- ひつまぶし: 鰻の蒲焼を細かく刻んでご飯にのせた料理。一杯目はそのまま、二杯目は薬味と、三杯目はお茶漬けで、と味の変化を楽しめます。
- 手羽先: スパイシーなタレで味付けされた鶏の手羽先唐揚げ。ビールとの相性は抜群です。
その他にも、味噌煮込みうどん、きしめん、天むすなど、魅力的なグルメが満載です。大会期間中は、ぜひ「なごやめし」巡りも楽しんでみてはいかがでしょうか 。
大会がもたらす経済効果と課題
大規模な国際大会は、開催地に大きな経済的恩恵をもたらします。
愛知県と名古屋市が2022年7月に発表した試算によると、大会開催に伴う経済波及効果は、直接的効果とレガシー効果を合わせて愛知県内で約1兆900億円、全国では約1兆9,395億円に上るとされています 。
これには、観客や関係者の消費支出、インフラ整備、そして大会後の観光振興やスポーツ文化の定着による長期的な効果が含まれています。
一方で、課題も存在します。資材価格や人件費の高騰により、大会の開催経費は当初の想定(約1,000億円)から2,000億円以上に膨らむ見通しとなっています 。
組織委員会はスポンサー収入の確保や経費削減に努めていますが、開催自治体の財政負担は避けられない状況です。
大会の成功と、将来に価値あるレガシーを残すための賢明な投資が求められています。
大会参加への道:ボランティアと観戦ガイド
「観る」だけでなく、「支える」という形でも大会に参加することができます。ここでは、ボランティアと観戦チケットに関する最新情報をお届けします。
大会を支えるボランティアに参加しよう
大会の成功に不可欠なのが、約40,000人にも上るボランティアの力です。競技運営のサポートから観客案内、メディア対応まで、活動内容は多岐にわたります。世界中から訪れる人々を「おもてなし」の心で迎え、大会を一緒に創り上げる経験は、一生の思い出になるはずです。
一般ボランティアの募集はすでに終了していますが、今後、専門的なスキルを持つボランティアや学生ボランティアなどの追加募集が行われる可能性があります 。
興味のある方は、公式サイトの情報を定期的にチェックすることをお勧めします。
- 主な応募要件(参考):
- 2026年4月1日時点で満18歳以上
- 日本語でのコミュニケーションが可能
- 指定された研修に参加可能であること
観戦チケットの入手方法
大会を現地で観戦するためのチケット販売は、多くの人が心待ちにしている情報です。まだ正式な発表はありませんが、これまでの情報から以下のようなスケジュールが予想されます。
- 販売開始時期: 2025年夏頃から段階的に販売が開始される可能性があります。過去の計画では、2025年6月からの販売開始が検討されていました 。
- 先行販売: 愛知県の大村知事は、県民向けの先行販売を実施する意向を示しており、地元住民にとっては嬉しいニュースとなりそうです 。
- 購入方法: 公式チケット販売サイトを通じて、オンラインでの抽選または先着販売となる見込みです。
人気の競技や決勝戦のチケットは争奪戦になることが予想されるため、公式サイトやSNSで発表される最新情報を見逃さないようにしましょう。
競技会場へのアクセスと注意点
競技は愛知県内を中心に、合計53の会場で実施されます 。一部、水泳(競泳・飛込)は東京アクアティクスセンター、自転車(トラック)は伊豆ベロドローム(静岡県)など、県外の施設も使用されます。
名古屋駅はJR、名鉄、近鉄、地下鉄が集まる巨大ターミナルであり、各会場へのアクセスの拠点となります。大会期間中は公共交通機関の大幅な混雑が予想されるため、移動には十分な余裕を持つことが重要です。
また、テロ対策や安全確保のため、会場への入場時には手荷物検査が行われます。持ち込み禁止物などを事前に確認し、スムーズな入場にご協力ください。
大会公式サイトでは、今後、各会場への詳細なアクセス方法や観客向けの輸送計画が発表される予定です。
観戦計画を立てる際は、必ず最新の公式情報を確認するようにしましょう。
愛知・名古屋アジア競技大会公式サイト

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