ETC車載器が使えなくなる? 10年以上の使用は要注意!
高速道路では必須のETCサービスですが2022年12月1日以降から電波法関連法令の改正により一部のETC車載器が使用できなくるとのことを国土交通省をはじめITSサービス高度化機構および高速道路会社6社は 2018年9月3日に発表しました。
その一部のETC車載器とは
旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器がその一部のETC車載器にあたります。
旧スプリアス規格品を2022年12月以降に取り付けていた場合、電源と接続し電波を発することができる状態であれば、電波法違反に当たる可能性があるとのこと。
旧スプリアス規格?? そんなん知らんよ~。
ということで少し調べてみましたのでお伝えしたいと思います。
スプリアスとは
送信機から発射される電波のうち目的外の不要な電波のこといいます。
不要な電波を低減させることにより電波利用の維持と向上を図る為に世界無線通信会議でスプリアス発射強度の許容値が改正されました。
日本でも2005年に改正され電波方により定められた許容値を超えてしまう旧スプリアス規格の使用を2022年11月30日までと制限されました。
2022年12月で使用不可になる旧スプリアス規格の判別方法とは?
スプリアス規格の判別方法は
ETC車載器の各製造メーカーホームページでの確認をお願いします。
とくに現在お使いのETC車載器が10年以上前に発売されたものは要注意です。
こちらの画像はパナソニックの規格一覧表の一部になります。
ピンクの枠線は現在利用している車載器です。
スプリアス規格は対応していますが旧セキュリティ規格です。
なので2030年までに買い替えが必要になります。
パナソニックの規格一覧表はこちら
旧スプリアス規格を引き続き継続使用できる?
旧スプリアス規格のETC車載器が引き続き継続使用できるかはわかりませんが総合通信局に確認届出書の提出をすることで旧スプリアス規格を継続して使用できると総務省のホームページに記載してありました。
確認届出書は、電波の周波数の測定値データ等を書かないといけないので個人での提出は難しいのではないでしょうか?
総務省の記載ページはこちら
そもそもETC車載器メーカーは使用機器を取り外すか買い替えをお願いしています。
旧スプリアス規格だけではない!セキュリティ規格にも注意2030年問題とは?
こちらのセキュリティ規格は旧スプリアス規格とは違って対応しているのは少ないのでないでしょうか?
対応していない車載器はETCそのものが利用できない。
2030年には新しいセキュリティ規格の導入により対応していない車載器はETCそのものが利用できなくなります。
買い替えるしかないです。
セキュリティ規格とは
国土交通省が定めるETC(料金所・車載器・ICカード)について、盗聴などの不正防止を目的に定められた情報安全確保の規格です。
非対応の車載器なら期限間近で切り替えるとETC車載器が品切れも考えられるのでいま一度、それぞれの規格に対応しているかの確認だけでもしてみてはいかかでしょうか?
新セキュリティ規格の判別方法は?
お使いのETC車載器が新セキュリティなのかを判別する方法がいくつかありますので画像を使って紹介します。
説明書や保証書で判別するには
説明書や保証書に記載されている管理番号19ケタの最初の数字が
1から始まっていれば新セキュリティに対応
0から始まっていれば旧セキュリティになります。
車載器本体での判別
こちらも本体に貼りつけてある管理番号19ケタの最初の数字が
1から始まっていれば新セキュリティに対応
0から始まっていれば旧セキュリティになります。
下記の2つの画像はロゴの部分にマークがあるか、ないかで新・旧セキュリティの区別をします。
最後に
一言いうなら、お国の都合でやることなので無償で交換してくれればいいのではと思いました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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